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5 本館の利用頻度
①男女別のリピート状況 左3つまでの色区分が週1回以上来る人の比率です。男性はざっと60%もいます。女性は40%になります。合計すると約50%つまり半分です。 右から3つ目の月1回まで含めると90%にもなります。リピーター利用が多いという当たり前のことを数字で強く裏付けています。 なおこの90%値はコンピュータの貸出統計から得られる平均像、つまり「年に1冊以上借りている実質利用者」の一年間の貸出回数12.5回(2014年度)を裏付けます。1か月に1回借りているという意味です。 ②来館頻度は男性が高いので、その年齢区分別に見たグラフです。 回答者が高齢者に多いため(=実利用が多い)、構成比率にすると高齢者が圧倒するのは仕方ありません。 リタイアした高齢世代がよく来るという結果です。サンプルは少ないですが高校生や専門・大学生も週1回以上は40%います。 ●まとめ 前記事は交通手段において図書館の商圏は狭いと書きました。来館頻度ではリピーター、つまり固定客、しかも高齢層でもっている施設であると結論できます。 6. 主な来館目的 本設問は一つのみ選択ですが、本来は複数の目的で来られるはずです。その点ではアンケートとしてあまり役立ちそうもありません。 男女差に注目すると、女性の方が本を借りる返すが主目的として多く、男性は「新聞雑誌を読む」目的が多くでています。この辺りも光景として納得できます。データは出しませんが高齢男性に多いです。 なお実際の貸し出しシェアは男女比率4:6ですから「貸借」目的の来館で女性が多いのは当然です。 7.日常のインターネット利用度 上尾市民へのネット利用に関する調査は本邦初ではないかなと思います。その点は貴重です。これは12番のネット予約と最終設問への関連で聞いてみました。 全体では、ほぼ毎日=41%、必要に応じて=23%で合計64%がインターネットを使っているとなります。「やらない」は27%ですから、7割はネット環境があるとみられます。 70代以上がネット未使用が多い世代ですから、今後はネット利用比率は高まることになります。10年内には70%~80%位に高まるのではと思います。 12 ネット予約について 本の予約をネットでやっていますか? たまに使うまでを入れても女30%,男20%です。 四人に一人と言う感じです。利用が少ないのは回答者が高齢者に偏るためと思われます(ネットアンケートなら違います)。 ネット予約は予約全体の70%、総貸出数の11%もあり14万冊(2015年)です。これは駅前館の年間値13万冊を超します。 そして、今後「やってみたい」と答える人も10数%いますから、開拓の余地があります。ネット予約がさらに定着すると図書館は書庫としての機能へ低下し、高額施設である必要は減ります。いわゆるAmazon化です。人のアクセスを無視したところに作ったから仕方ありません。 つづく PR 2016/6/14 児童含めた全数方式にした(左の円グラフ)。タイトルと解説も変更。 3.交通手段の調査
●右円は2013/12月に上尾市が行ったアンケート・・・基本構想p29 (2014/11)
「自己所有の乗り物」って何とも奇異な表現とともに役所らしい表面的な解説ですが、これは全館についての値です。本館の場合は下記。
凄く近い、かなり遠い人は常に徒歩や自転車ですが、現実はそんな単純ではないはず。ある条件下(距離、年齢、天気、用事次第)で徒歩だったり自転車だったりする人もいますから今回は「徒歩または自転車」という中間選択肢を設けたのです。市アンケートの画一的な選択肢の瑕疵を突いたつもりです。
②世代別の交通手段
郊外施設のために平日は閑散、休日のみ人が来るショッピングセンターみたいになります。稼働効率にムラがある施設になることが初めから予想されます。また今以上に車が不可欠になるので、84台ではまるで足りないことも予想されます。 『少子高齢化がこんなに凄いとは』 例えば、幼稚園関係者なら少子化は体感済みでしょうが、高齢者の多さに直面することは少ないはず。老人福祉関係者なら高齢者の多さを体感しても、少子化は数字だけの理解でしょう。図書館はあらゆる階層に開かれた公共施設ですから、それが体感できたというわけです。 そんなこと言わなくても、朝夕の幼稚園バスが絶滅危惧車になりつつ、デイサービスの送迎車がひっきりなし、いや、ヤマト便がもっとひっきりなし・・・というご時世です。 もう一つは、『非常に好意的であったこと』。回収率の高さ(日により75-85%)が一目瞭然ですが、記入内容からも伝わってきます。 ●アンケートの概要 ・日時 3月末から 土、火、日、木、金の5日間、時間帯を代えて行った。 ・一般回答470人、回収率66%・・・統計的に十分のはず ・対象 本館利用者 ・男女比率 女性49%,男51%(小学生含む)・・・芸術的なバランスで取れた ・アンケート用紙は他頁参照 ●分析方法について 設問構造は、利用者プロフィール、分館の在り方について、上平新館の問題、住民運動についての4構成ですから、その構成別に書く予定です。 まずは単純集計をメインにします。その後はクロス集計へ。基本はピボット分析なのでドリルダウンもグラフも数クリックで作れますが、切りがありません。 構成比率を出すときは原則的に有効回答数ベース(無回答が多い場合を除く)。またピボットグラフの場合はそのまま載せます(面倒なので)。 まあ・・・「気長に」ご覧ください。 本会会員に限りデータ差し上げも検討中、ただしExcelピポット使えてレポート提出義務付きかな?。。。 ●本連載と行政の仕事ぶりとの比較もできます。 ときどき、教育委員会が作った、2014/11月の上尾市中央図書館基本構想のアンケートとその報告も対比的に紹介します。リンク先のp25からを参照。 ということで、今日は前置きで終わり。 では あまりにもひどいので、 一つ書きます。 (1)プロフィール集計 1.年齢比率 この円グラフには小学生の部も入れた。無回答(NA)6名を除く構成比率。 50代以上が57%と圧倒。ただし上尾市の人口比率でも50~84歳は4割強いる。 つまり高齢化すると図書館利用が増える。 29歳以下は20%と少ないが、人口比率は24%なので ほぼ相応。 ・あくまでも来館人数統計であり、貸出利用人数の統計ではない(文末グラフ)。 ・アンケートを拒否する層は男性(印象として50代)に多い。 2.年齢別の性別人数 これは一般用の実数。 ●女は50代まで圧勝である(専門/大学を除く)。特に40代が多く、この世代が貸し出し統計を見ても最多利用世代である(文末グラフ) (ちなみに上尾市民の平均年齢は44歳、かつ最多人口世代)。 若い世代でも図書館は男子よりも女子のが多い。 ●男は高齢化するほど図書館のヘビーユーザー化する。逆に女性が高齢化すると図書館から遠ざかる。その理由は男にはわからない…。 まさか「会いたくない」なんて・・・\(◎o◎)/! こうやって年齢セグメントで見れば一目稜線。図書館利用の在り方が昔とは違うという事です。その点が分からないで「知の発信拠点」という美文でしか説明できないのは、Factを見ない証拠です。 参考 貸出統計グラフ |
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