コロナ禍の2020年度、上尾市図書館利用
貸出点数も貸出利用者数も、約2割減
図書館本館のサイトに
2020年度の図書館要覧 があります。20頁あたりから利用統計を見られます。
今回は二つ紹介します。
前の2019年比で、
一年間の貸出数は▲19%、利用者数は▲19%でした。
これは三月~四月の第一回目緊急事態宣言による休館等の影響です。これって大きいですか、小さいですか?
この比較は間違いです。
この年度統計には四月からの影響が入り、三月分は2019年度に入っていますから、2019年比較ではコロナ禍の影響を見ることは出来ないのです。
コロナ以前との比較は2018年度比を使います。
自分で計算してください・・・
●ひとこと
去年も他サイトに書いたのですが、図書館要覧とは「白書」あるいは「決算報告」のようなものです。一年間の活動実績とその総括が必要ですが、相変わらず上書き行政のために、「やったこと」の羅列と前年度文字列への上書きに過ぎません。
新型コロナウィルスで前代未聞の休館に追い込まれた事態が、図書館行政として市民にどんな影響を与えたかなどひとことも有りません。客がゼロでも継続できる究極のSDGs組織だからでしょう。
要覧の中で、コロナに言及したのはこのような短文です。
- 新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止
- コロナ禍で外出自粛が続く毎日、「家を楽しむ」本を集めました。
- 新型コロナウイルス感染拡大防 止のため、4月から5月下旬まで 臨時休館
コロナによる休館への総括文など思いもよらないのかも知れません。
●一昨年から改善された点
図書館カードを持ってるだけの人、少しは利用実績のある人についての統計です。
汚職で逮捕された市長時代の行政下では、利用者はたくさん居ると見せかける幼稚なレベルでした。それは使わないポイントカードをため込んだ人みたいなもので、上のように12万人もいると自慢するわけです。
しかし、2019年度から、過去5年間の利用実績がある利用登録者数に絞って発表しています。要するに死蔵カードの人を除いたのです。
良いことです。
しかし、12万人から6万人、半分になっちゃいました。
で、相変わらず女性の方が多いです。関心のある方は年齢階級別のデータがP23、P25にあります。
さて行政は過去五年というフィルターにより、実質的なユーザー数を絞りました。しかし、更に『一年間で一冊以上借りた人』という絞り込みもできるのです。
ソースデータを丹念に当たると抽出できます。
もはや面倒なので調べませんが人口の10%~14%位でしょう。図書館利用が活発な街でも15~18%位でしょう。
ただ、今後も図書館利用者が減るのは避けられません。
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二か月位、投稿していないと 広告が入るので 投稿しました。
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