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面談報告、前記事の続き (100本目の記事です)


以前の当会声明で指摘したように、広報あげお8月号p4の「見直し案市長説明文」に瑕疵があり(こちらのWeb説明も同じ)、その原因説明と訂正を求めます。


6/14の議会における市長答弁では見直し理由として「1.財政負担になる」、「2.上平用地の地権者への配慮」、そして第三に「本館は市の中心部にあるのが自然」と述べましたが、説明文には三番が消えています。正確な答弁は下記です(省略すれば上のように短文化)


『理由の3点目ですが、他市の図書館を視察しましたが、図書館本館はまちの中心部にあるのが自然であると考えたからでございます。』


説明文を誰が書き、承認したのか、との問いに幹部の皆さんは寝耳に水のようでした。曖昧な返答に終始し「市長が書いた」と答える人まで出ました。市長の寄稿ならば別な問題になりますが、普通は部下が書く仕事だと思います。発行元の広報広聴課が書いた場合でも誰が承認したのでしょうか。


第三理由の欠落について面談後にメンバーから2つの鋭い指摘を頂きました。


   意図的に削除したのか。


   意図的ではない場合は市長の考え方が庁内に徹底していない証拠。改めて市役所内に市長の考え方を徹底させよ(当然、市民にも再報告すべき)


今回、幹部が気付いていないことから、部下も読んでいないことが分かりました(上記②に相当)。市長自身も読んでいない節があります(本人が欠落を黙認するとは考えにくく、気づけば周囲に伝わります)


意図的な削除」という見方は、理由3は前任者(島村氏と担当者)を根本的に否定しているからです。また答弁では「ランニングコストを今まで示さなかったのは説明責任が不十分」とも述べました。一見すると賛成派への謝罪ですが、市政のミスを認めた意味は「前任者の怠慢」を指摘したも同じです。先輩達を批判しない行政慣習からは珍しい身内批判ですから、6/14の畠山答弁は画期的でした。


とかく「総合的」判断というだけでホンネを隠す例が多いなかで、理由を三つも述べたことは評価します。しかし、ズル賢く立ち回れば三番目の理由は余計です。「反対派は本館が移転しなけりゃ鉾を収める。馬鹿正直に彼らに迎合し、前市長に仕えて苦労した仲間に失礼なことを書くな」というものです。


ですから、市民説明文からの削除は後退になります。


 意図的ではない場合について。要約作業では、市長発言議事録が「まず第一点として…。理由の二点目ですが…」と箇条書き風なので、三つ目を見落とすことはあり得ません。「紙面の制約で総文字数を減らした」は理由にならず短縮化やレイアウトで対応できます。つまり「文章作成能力」に問題ありとなります。


実は市民目線では三番目がもっとも腑に落ちる「当たり前」な理由です。それを省略したことは、幹部や職員達の「文章読解能力」に問題があります。


 まとめると、どの視点からも「市長の考えが徹底されていない」という事態になります。まさか、上尾市政を牛耳っている人がいるのでしょうか。
 最後に、本当に軽視すべきなのは理由
2の「せっかく土地を買ったから建てる」という旧来思想です。

 市当局の答弁を待ちます。
 と言っても、答えにならない回答を平気で書きますから、原因はともかくとして正しく3つ書いた再掲載を勧めます。市長答弁を改竄したままはマズいでしょう、上で「説明責任が不十分」と市長が言っていますから。



 




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上尾市側から6人もご出席頂き、ありがとうございました。


中島英二郎市長政策室室長、小林教育総務部長、関図書館長、島田副館長、秋山秘書政策課長


本館を守る会側 5(ゲストとして女性1名を招待)


8/24 9:20:50


主目的は前記事参照のこと。以下報告です。





(1)  見直し案の市民向け公開説明会の開催とパブリックコメント実施の要請。


二年前の島村案の市民説明会は、市側が自主開催したのではなく、市民側から強く求めて渋々開催しています。今回も似ています。


本来は、市長発表後に「改めて市民に直接説明する機会を設ける予定がある」と明言すればよいのですが、残念ながら後手に回りました。この辺りは市政の体質転換が遅いと感じます。


もう一つ言うと(島村計画を)推進していたはずの団体が、猛烈に開催を求めるべきですが、相変らず有名無実である証明となりました。


説明会では畠山市長が直に語ることを求めました。畠山市長は就任以来、市民団体との交際に80%以上の出席率を誇るフットワークの軽さが持ち味、きっと出席するでしょう。


「本館を移転しない」決断には一般市民の多数が賛成し、市長への評価は高いです。見直し案の矛盾を突くなどという狭い視野ではなく、ある議員は「進むも地獄、戻るも地獄」と評したのですから、苦渋の決断の心境を聞いてみたいです。


(2)  広報の見直し案解説に瑕疵がある件


これについては長くなるので次記事へ。


(3)      メンバーからの意見


M


①庁内には今まで島村案に賛成してきた幹部や職員がいたはず、見直し案にどう反応し、反対しなかったのかを市長に会った時に聞きたい。という事を市長に伝えて欲しい。


②庁内にて本件の総括議論をしているはず、市長はそれを聞いていますか? その内容は何? を市長に聞きたい。


S意見 上平に用地を買ったから有効活用すると言うのはおかしい。上平新分館の前に上尾市の図書館全体計画を立ててから進めるべき。 


F意見 市長公約であるところの「市民との対話、市民の声を聞く」を反映させるためにも説明会を開いて欲しい。


S意見 一言、今回の図書館の建設では最も重視すべきは計画の立案や運営に住民参加が絶対必要です。 


M2意見 Sさんに関連して、10/1に白岡の生涯学習センターというのが稼働する。当局の皆さんも見学に行くはず。しかし建物やコンテンツは立派に決まっている。それを見て感心するのではなく、あそこの価値は決定プロセスでの市民参加という「目に見えない所」だから、それを探って欲しい。
(この時、中島室長は20回位やった、と)



つづく


八月の例会の時の一コマです。
 
 畠山・見直し案についての議論をした後、ゲスト達が帰りましたから、気心の知れたメンバーのみで昔懐かしいKJ法の真似ごとをしました。雑談会になるよりはよい方法かと思います。



 改善案ではなく問題点のみの抽出です。製造業に勤めていた方が多かった(推定です)のでスムーズでした。それでも何十年ぶりのようで戸惑った方もいました。短冊に書いてもらいました。


時間がないのでグルーピングのみです。議会よりも市職員に関する内容が多かったのが意外でした。


内容はリアル過ぎるため、明かすことはできません。





既に下記を提出しており、打ち合わせ面談の機会頂いております。
8/24金、9:20--9:50
なお提出済みの下記文書の一部(2-③)を訂正します。
一名の出席枠が残っていますから、参加したい人はメールください。
 5名で確定しました。
 

●出席者には発言機会がありますから、質問や意見を事前にまとめておいてください。

 



畠山稔 上尾市長殿


中島英二郎 政策室室長殿


上尾市図書館本館を守る会 


日頃は市政運営にご苦労様です。ご多用の所とは存じますが、下記の件につきまして、一度ご面談の機会を頂き意見交換(30分ほど)を頂ければと存じます。よろしくご検討ください。 


件名 上平複合施設事業の見直し決定に関する市民説明会開催のお願い


1.要旨


上記計画は2013年夏に上平用地が候補地化して以来、足かけ6年に渡ります。島村市政下では、基本構想についてパブリックコメントを実施して122件の意見を集め、2016/4/24()には建設計画の説明会を3回開いております(下記)。従いまして、計画見直しという大転換ですから、その内容や理由を詳しく市民に説明しないと辻褄が合いません。また参加できない市民の方のためにも、パブリックコメントの実施を求めます。



   1012


受付83


出席71


   1315


59


25


   15時半~


82


23


合計人数


224


119

 


 


 


   
 
   
2.
検討事項

平日夕方か土日など。一回のみか複数回か。時間は1.52時間。

場所  コミセンか文化センター希望(本館は避けたい)


ご出席 図書館部門だけでなく市長政策室の出席を望みます本件は市長決断によるものですから。畠山市長直々の出席を求めます。


運営  双方向コミュニケーションが取れるよう質疑応答に十分な時間を望みます。


 3.その他

A4  pdf文書はこちらからダウンロード
 


畠山市長の「新図書館複合施設」見直し案への本会の見解要求

2018/8/4 上尾市図書館本館を守る会 Ver.1.1


(1) 市長判断の要旨


『工事再開でも、中止でもなく、現在の計画を見直しと判断した。理由は、年間維持費が今より1.6億円増、建設再開すると事業費が1億円増となるなどの財政負担をあげた(幾らなら許容か不明)本館は市の中心部にあることが自然と考える※。よって現本館は当面今のままとし、上平の土地は『地権者の理解と協力をいただいて取得したもの。活用せず、放置しておくという選択肢はない』と語り、分館機能を含む新複合施設を建てると宣言し、その原案(何を入れるか)については市民の意見を聞くつもりはないと答弁した。


※市民向け広報では理由を削除していることに注意せよ(こちら)。


(2) 当会の見解と要求


 議会答弁や市民報告で必ず枕のように語る「再開でも、中止でもなく」とは、元県庁調整幹の松澤副市長の労作かもしれないが、「賛成反対を超えた妙案」とも「曖昧な着地」ともとれる。そして本館(38)は当面今のままと語るだけで、上平には新施設(地元新分館を含む)を建てると約束し、それ以上は「公共施設マネジメント」を踏まえてと抽象的である。


 そもそも島村氏は本館用に土地を買っており、上平地域の図書館機能を補うためではない(h26/1/22)。畠山氏は理由で「本館用には不自然」と明言したのだから、原案を廃棄するのが道理である。例えば土地の返品(買戻し)や中期塩漬け化(真に優れた用途が見つかるまで)などであるが、そこまで踏み込む政治姿勢はない。


 畠山氏は県議時代には本件には関わっていなかったから、市長選ではどちらにも顔向けできる「見直しや検証」に留め、深くは語れなかった。しかし就任後の再検討プロセスを経て、本館を移転すれば不人気施設化することが分かったはずだ(理由②)。つまり「工事再開=畠山事業」となり貧乏くじを引かされることになる。


従って、反対派には「本館を移転せず」、賛成派には「何か造る」で調整した。その新施設が地域専用では不公平感が強まるから、他施設の統廃合という形を取ることで公益性を装うことも怠りない。これにより再選にもプラスとなる。


結局、利したのは畠山稔氏である。次に地域施設に拘る島村氏やハコモノ依存の人々である。母屋はそのままで新居を作る計画を「英断」と評するのはお人好し過ぎる。それは「知の発信拠点」と息巻いていた新政クラブと公明党が見直し案に無抵抗で理解を示し、新施設へ直ぐに要求をした姿を見れば分るではないか。


島村案ではPコメント(122)や市民説明会(150)まで開いた過去がある。その見直し案だから今回も市民のためにPC募集と説明会を開く義務があり、本会は要求する。これは畠山市長の「市民の声を聞く」に適うものであると確信する。


その後は新複合施設の中身が問われる。現本館老朽化や各分館の抱える問題に手を打たずに上平新分館ありきでは、市長選の「公平な政治、公平な行政」が口先だけになる。次に、どこまで大型化(20004000㎡級)するかに注目し、島村案を否定した①の維持費(財政)との整合性が問われよう。参考:最大は大石分館480


前任者の「私情に基づく政策」から畠山市長は「証拠に基づいた政策立案」へ進化できるだろうか。市民には(正論)を伝えず、動機が(地権者ファースト)では心もとないが、今後は現本館の改善要求を本会の活動テーマの一つとする。


今まで活動を支えてくださった上尾市民の皆様に深くお礼申し上げます。  以上


追記 上尾市は7/1に「これまで計画に、貴重なご意見をいただいてきたことに対し、お礼を申し上げます。」と正式に述べている。
 ならば、口先のお礼ではなく、明確で詳細な説明会をする義務がある。それを拒否する理由は無いはずだ。





1. 投稿の募集

6月議会における畠山市長の図書館問題見直しという結論について

または、その結論に至る過程を書いた政策会議資料を読んで

市民の方の感想や意見を募集し、公開いたします。

賛否に関わらずお寄せ下さい。8/10まで募集。
宛先 ageoshi@gmail.com


2 例会のご案内
 
台風の影響で7/28 → 8/4土 へ変更しました。
 
8/4 土曜日 午後1時半から2~3時間ほど、テーマ変更。

市民活動センター・・・駅前図書館三階 会議室

井上議員が来られます(テーマ1のみ参加)。

冷房効いています。飲み物は各自ご用意ください。

テーマ

1.畠山市長の図書館問題への結論について

2.上尾市政の問題点・・・メンバー次第ですがKJ法にてディスカッションを予定しています。できればサインペン黒をお持ちください。

 
参加はメンバー限定に変更いたしました。
 

以上

本会に寄せられた、上尾市民の声-2

前記事はこちらへ 

  新図書館の件
 
 まちづくりにおいて、図書館の役割、分館設置を含む図書館サービスのありかた、資料構築やシステムづくりなど図書館の中身についての検討が不十分であり、最も重視されるべき計画立案や運営への住民参加が軽視されていたと思います。

 即ち、

1)図書館を建設するにあたっては、まず住民と首長、議員や教育委員会・行政職員が、図書館の役割や機能について学ぶ機会をもち、理解を深めることが必要です。


2)  図書館の基本的な理解の上に立って、理念やコンセプトを盛り込んだ「わが市の図書館像」を創ります。この時何よりも大切なことは住民が参加することです。


3)図書館建設は理念やコンセプトを実現するためのものでなくてはなりません。そのために、図書館建設は建物・設備の建設とともに、図書館システム並びに資料・情報をどう構築するかが重要です。


4)「わが市の図書館像」を実現し運営していくためには図書館職員・スタッフ体制の充実と人材(人財)育成が最も重要です。


5)住民参加・住民参画による運営がこれからの望ましい公共図書館運営方法です。


  以上 





本稿は70代男性からのWord文書です。上尾市役所の政策室や関係部門は間接代表者である議員よりも直接、市民の声を聞く方が良いと思います。

上尾市民の声 

本会活動に協力を頂いてきた方(80代男性)の投稿メールをご紹介いたします。以下、原文のままです。
 
参考 上尾市政策会議・議事録の公開
 

6月4日(月)の政策会議議事録を読んで
 
① 畠山市長を含めて計8名の出席者の発言内容はまともだと思う
 
② 26年1月の上平決定、27年4月の複合化決定、の各議事録が残っていたとしたら、これと6月4日会議の内容とを比較すれば、当時の出席役職員の報告内容の杜撰さが明らかになり、旧市長の判断は会議の内容を踏まえたものなのか、これをいさめず独断決定なのかが更に浮き彫りになると思う
 
③ そもそも会議内容をオープンにするということになれば、出席する市役職員、市長は事前に周到な勉強のうえ発言する筈である。また、市長は出席役職員の勉強の程度を厳しく評価する筈である
 
④ 図書館問題は市民の声を反映する、というのが現市長の公約と理解しており、6月4日の政策会議は市民に内容をオープンにしたことで、改めて市民が意見を提案する格好の機会になったと思う。政策会議のオープン化はフエアな姿勢のあらわれだと思う

                                       以上

 
------------
②の内容は平たく言うと「恥を知れ」という意味なのでしょうか。
余談ですが、実は本会ブログにはアメリカ(USA)からのアクセスがたまにあります。多い時は一日数件あります。
 


見直しという結論の第二回目政策会議の議事録の公開です。

 第一回目の議事録は こちらに 公開済みです。第二回目を下にのせました。6月議会における市長の決断発表は二つの議事録に基づくものです。
 当会の評価は一部は既にニュースで発表済みですが、議事録についても後日行います。既に、PDF版と批評記事が かまちょ図書館 に掲載されていますからそちらも参考にされてください。
 


1 日 時            平成30年 67() 1400分~ 1500
2 場 所            庁議室
3 出席者           畠山市長、松澤副市長、池野教育長、中島市長政策室長、粟野行政経営部長、須田総務部長、小林教育総務部長(事務局)  秋山秘書政策課長、藤波秘書政策課主査
4 議 題            新図書館複合施設整備事業の今後の方向性について




5 議事録


市長政策室長:  前回、64日開催の政策会議では「建設再開」はないものと仮置きしました。本日は、前回に引き続き、残る二つの選択肢、「中止」、「見直し」となった場合、想定されることについて議論し、結論を出したいと思います。


副市長: この新図書館複合施設の建設が中止または見直しとなった場合、移動予定の青少年センターなどへの影響はないのでしょうか。


行政経営部長: 公共施設マネジメントの中で考えることとなりますが、その多くの利用が青少年育成団体であることから、利用団体の状況を考慮して判断することになると思います。


副市長: 教育センターはいかがですか。


行政経営部長: 教育センターも同様で公共施設マネジメントの中で考えることとなります。


市長政策室長: 教育長はいかがですか。


教育長: 教育センターの利用者は年々増加傾向であり、子どもたちが学校生活に適応できるよう様々なプログラムに取り組んでいる重要な施設であることから、教育委員会としては、ぜひとも、ご配慮していただきたいと思います。


副市長: 他の移転予定施設や公共施設マネジメントヘの影響があるという事を認識しなければなりませんね。


総務部長:  他にも、契約上のことで言えば、契約解除について想定しておく必要があると思います。


教育総務部長: 契約解除につきましては、議会の議決事項ではなく、市長の判断でできます。しかし、これまで議会の中で議決してきた経緯がございますので、しつかりと議会に対しては、根拠も含め説明する事が重要かと思います。


副市長:  仮に中止,見直しとなった場合、業者から確実に損害賠償請求をされることになるのでしようか。また金額はどの程度を見込んでいますか。


行政経営部長: 中止・見直しとなれば、契約に基づき、市と業者で協議をいたします。そのうえで金額等決定していくことになりますが、これまでかかつた経費、例えば杭をすでに発注していますので、その金額は損害賠償とは切り離し、お支払いいたします。損害賠償金額については、協議の上、決定いたしますので、現時点はいくらとお示しするのは難しい状況です。


教育総務部長: 中止・見直しとした場合、跡地をどうするかも示す必要があると考えます。ただ単に中止ですという事では、議会もこれまで議決してきた事実もあり、なかなか納得をしていただけないのではと思いますし、もとの地権者の方々からは、図書館を建てる前提で土地を売ったとの話もあり、理解を得るのが厳しいかと思います。


市長政策室長: 市長いかがですか。


市長:  そこがポイントでもあるととらえています。私の考えとしては、中止・見直しという選択肢の中では、単純に中止という考えはないです。上平の予定地は、すでに取得済であり、将来に向けて、その活用を考えていくことが、取得した上尾市として責務であると考えています。議会での議決は重く受け止めなければなりませんが、土地を提供いただいた方々の思いも含めて、土地を生かすためにも、将来の活用は考えなければならないでしょう
過日、市内の分館を視察しましたが、蔵書数も大切ですが、閲覧スペースも含め、読書する空間と人々が集う場所のあり方が大切だという印象を受けました。多くの市民が集う場所としての図書館は、とても大切な存在であり、必要な施設であると思いました。そのあたりについて教育委員会の考えはいかがですか。


教育長: 分館を含め、読書する空間のあり方は、図書館行政を推進するうえで大切な事であると認識しております。図書館は、学校活動以外の子どもたちの学習スペースとして大切な空間であるとともに、あらゆる世代の方々が気軽に図書館を利用し、集う環境を整えていくことが肝要であると私も考えています。


市長:   先日、上平地域の方々と話す機会がありました。上平公民館は講座室が少なく、使い勝手が悪いので、公民館図書室を新しい図書館に移転して、講座室を増やして欲しいとのお話をいただきました。市全体のことはもちろん、地域の方々の思いを受け止めて、取得した土地に関しては、例えば、図書館分館を基本に考え、子育て支援、あるいは老朽化した施設の複合化という視点もほしいと思っています。


副市長:  図書館分館機能を含む複合施設を基本に考えていくということですね。複合化については、何か考えられますか。


総務部長: 子育て支援につながるもの、あるいは、複合施設として挙がっていた青少年センター機能を持たせるというのも、一案であると思います。


副市長:  複合化する施設については、市民ニーズをとらえて考えることも大切な視点だと思います。そのあたりも含めて、検討していくということで良いのかなと思います。


教育総務部長:  上平の土地に関しては、老朽化した施設の複合も視野に入れて検討するのも一案ですね。もう一つの課題である現本館の取り扱いにつきましては、そのままということになりますが、よろしいですか。


行政経営部長: 現本館建物に関しては、耐震診断においても、問題ないとの判定がでています。今後、バリアフリーなどの観点を取り入れることは想定できますが、市にとって大切な資産を引き続き活用していくというのも、一つの考え方であると思います。


市長:  他市の図書館を視察しましたが、本館が街の中心部にあることに大きな利があると感じました。また、多くの市民に親しまれているということを踏まえ、当面、現状のままで運用していくという認識で良いと思っています。


副市長: ここまでの意見を踏まえますと、単に中止するということではなく、「見直し」ということでよろしいでしようか。


行政経営部長: 市財政を預かる者の一人として申し上げるのであれば、現在上尾市は様々な行政課題を抱えております。少子高齢化による扶助費の増大、施設関連で言えば、西貝塚環境センター焼却炉の修繕やコミュニテイセンタ下の大規模改修、また公共施設マネジメントの着実な実施など、待ったなしの財政出動を余儀なくされるのは目に見えております。


また市長はその選挙公約の一つとして、市財政の立て直しを掲げており、今回、図書館整備について見直すということで、経費の削減にも繋がり、ひいては市民サービスの向上に寄与するものと考えております。


教育長: 教育委員会としましては、もう一度、図書館サービス全体について、現状を分析し、それらを踏まえて、本館分館機能を含めて、総合的に判断し、市民にとって、より良いものとなるよう考えていくことが、大切だと思います。


市長:   私も同感であり、広い視野でこの課題をとらえていくことが必要だろうと思います。この状況において、私は、「見直す」ということを選択したいと思います。ついては、これらのことを市議会にもしっかり説明しないといけません。


副市長: すでに着工・発注済の部分は支払が生じますので、市民や議会に理解いただくことが必要となりますが、今一度、図書館サービスについて、再検討し、現在の市民にとって、また、将来の市民にとっても、再検討して良かったと思える図書館サービスを形成すべきです。


市長政策室長: その他ございますか
   (意見なし)
それではまとめに入りたいと思います。


1点日、新図書館複合施設については、見直しを行う。取得した土地は、図書館分館の機能・子育て支援の機能や、老朽化施設の複合化の観点を含め、市民のニーズをとらえて、検討していく。
2点日、現本館については、当面の間、現状の位置で運用していくことを基本とすることでいかがでしょうか。


市長: 土地を提供くださった方々をはじめ、この事業に協力いただいた方々への配慮は重要であり、本館については、街の中心部に位置するのが自然であると思います。こうしたことから、現計画の「見直し」、本館は当面そのままという結論で良いだろうと思います。しかしながら、議会の議決も大変重いものであると認識しています。これまでの検証作業の中で、再開した場合の工事費増や、これまで明確に議論されていなかったランニングコストのことも明らかになりました。このあたりのことは、しっかりと議会に説明し、議員の方々の声を伺いながら、ご理解をいただけるようにしていきましょう。


市長政策室長: それではこれをもって、新図書館複合施設建設に関する政策会議を終了いたします。





6 結論


○  新図書館複合施設については、見直しを行う。
取得した土地は、上平分館として図書機能を含めた、複合化施設の方向で検討をする。具体的な複合化の内容は、子育て支援の機能や、老朽化施設を含め、公共施設マネジメントの中で検討していく。
○  現本館については、当面の間、現状の位置で運用していくことを基本とする。
○  全体としては、少子高齢化、財政の立て直しなど市が抱える対応すべき課題を踏まえる必要がある。図書館については、本館・分館機能を含め、今後の図書館に求められるサービスを広くとらえてより良いものとなるよう検討する。


上尾市の新図書館計画を見直し決定した会議の資料です

 

1回目の政策会議に配布された、現本館と上平新施設の年間維持費の比較表です。

この見積もりを去年までしなかったという事を市長は議会で謝っていますが、建設賛成の新政クラブと公明党はそれを公開要求しませんでした。

当然、建設賛成派の市民もまるでお金について関心がありません。ですから、見ても内容が理解できないと思います。

  

こういう議会や市民が地方自治を蝕むという典型です。

こちらかダウンロードできます

 

パスワードは前の記事と同じです。

 



上平新図書館建設(複合施設)の見直し決定をした政策会議の議事録が一市民の情報公開請求により手に入りました。時間とお金と執念が必要です。
 その方のご厚意により市民の共有資産として公開します。

 政策会議は7人の幹部により二回行われました。

6/4月、6/7木、各一時間です。


先ずは第一回目の会議内容です。その結論を引用します。


○新図書館複合施設については、「建設再開」の選択肢はないものと仮置きし、後日政策会議を再開する。


○次の政策会議では、「中止」、「見直し」について検討を進め、結論を得る予定とする。


 「建設をしない」に至った議論の過程を、こちらから見られますPdf文書8頁、約5MBです。


パスワードは新市長の下のお名前です。汚職市長の名前では開きません。
 

上尾市図書館本館を守る会ニュース8号

掲載アップを失念しておりました。  
例会のご案内 6/24日、午後一時半から三時まで。駅前図書館三階にて。
 
------以下はニュース本文より -----------------
 当会は、畠山市長の決断を 59%支持します。
畠山氏は前任者よりは良い人ですが、上の二点目は理由ではなく手
打ち条件です。仮に現本館(築 37 年)のボロ椅子も替えず、○○億
の新施設に地域分館ができたら、腑に落ちない方も多いはず。だっ
て三点目に元々買う必要が無い土地だと明言してますよ。大箱から
中箱にして建設派と妥協し、市民に聞くでもなく跡地の腹案を述べ
ています。ホンキで地域政策を語るなら、北上尾駅前分館とか空床
目立つ PAPA に広い分室の方が、多くの市民に喜ばれます。圧力集
団よりも市井を見て、狭域よりも広域性のある用途を目指せばアノ
土地も活きます。行政とはそうあるべきですが、八方に良い顔をす
るほどバラ撒きとなり第一点の財政立直しと矛盾します。職員や市
民より劣る議員を選ぶ限り上尾は村のまま、市民の監視は必要です。
だから言ったの、アノ土地に返品特約つけろって(笑)


 
 
 
 


傍聴席の市民はたった二人

  

6月12日火曜日午前9時30分委員会・ 文教経済(第1委員会室)
上尾市の図書館問題は常に文教経済委員会でも扱われてきましたが、昨日は行政も議員もスルーでした。この話題は明日まで禁句のようです。ものの10分ほどで終わったようです。
それが分かっていたせいか、市民も聞きに行きません。
   

いよいよ14木、朝9時半、小林議員への回答へ。
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ネット中継
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上平に新図書館は作らないと決断した。
理由
1.財政負担が大きい・・・選挙公約に沿う
2.上平の土地にはいずれ何かをと濁す・・・建設推進派への配慮
3.他市を見学して図書館本館は市の中心が良い・・・常識的な結論
 
新政クラブとは事前に調整済みだった。
取り敢えず現本館は今のままです。
上平の土地については、本来は多様な意見を聞いて時間をかけて決めていきたい、とするのが合理的ですが二回目の答弁で、
新分館という言葉をほのめかしました。これ自体が既成事実化します。
あの地域では、北上尾駅前分館とかPAPA内の分室の方がよほど利用者増につながり喜ぶ人が増えます。本気で上平新分館を言及するならば、定量的な論拠をだすべきでしょう。それが政策と言うものです。
土地を売ってくれた地権者への謝意を述べていましたが、カネという対価を払っています。しかも時価より高く、なおかつ市街化調整区域という流動性の低い土地です。
これは島村逮捕市長の私物化のツケに他なりません。
 
返品しますと言ったら、応じますか・・・








なかなか答えてもらえないようです・・・

四つのハガキ

 


 
 
 
 
 


 1
回目 2957


2回目 1606 累計4563


3回目 2885 累計7448人分


 朝日新聞のさいたま版に載りました。3回目が予想以上に集まりました。現本館前での署名は600人ほどでしたが、地域に偏らず広く浅く集まったようです。


早期建設を目指す「尾が誇れる図書館を創る会」からは一回のみ約3300人です。建設に熱心ですから、第二・三次提出があるのでしょうか?


賛成派の中には「図書館は文化のバロメーター」と言う人がいます。あまりにステレオタイプな喩えですが、それに倣うと署名の数は住民運動の熱意のバロメーターと言えます。
 なお、署名数を語る時は二年前の建設推進署名にアノ議長の筆跡が数百混入、という「動機に相応しい幼稚さ」を忘れてはなりません。


 さて畠山市長の判断はどうなるでしょうか。予測はいろいろありますが、結局は市民の中へ出向き声を聞きに行くという努力は有りませんでした。


大切なのは署名数の競争ではありません。建設計画は議会の賛成を得ていますが、賛成議員の誰一人として図書館のあるべき姿を自らの言葉で語れる人は居ません(行政側企画文書のパクリで言う人はたくさんいます)。
 そして畠山市長も、自らの言葉で上尾市の図書館はどうあるべきかという理念的な言葉を語ることはありませんでした。強いて言えば選挙の時に「財政の見直し」と絡めて、パークゴルフ場、図書館を一たん凍結して検証してみる、という程度です。
 まさかとは思いますが、本をあまり読まない人たちが建設に執着している様に見えてなりません。
 



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