6/1オープン 戸崎公園パークゴルフ場問題の学習会。
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5/4土、午後一時半より三時まで、上尾市議会議員池田たつお氏を招いてパークゴルフ場問題の今までの経緯と問題点の講義をしてもらいました。
急な企画のため、6人のみでしたが貴重な情報を得ました。参考 池田達生議員のHPはこちら
本件は地理的に市中心部から離れており、かつ(利用者20万人超の)図書館本館の上平移転問題の陰に隠れて市民の関心が向きませんでした。しかし、来月の6/1に18ホールでオープンします。
議会で終始一貫、取り組まれた池田議員から多くの資料をいただきました。誠にありがとうございました。ご厚意により幾つかを順次公開します。まずレジメ二枚を下にコピーしました(レイアウト乱れはご容赦)。
●場所 地図 こちらへ (聖学院グラウンド北側)
●pdf文書 1.レジメA4二頁は こちら (約1Mb)。2.一般質問 文書 7頁(1.2Mb)。
経過の要約(レジメより)
1983年、戸崎地区の水田(6ha)を公共残土用のために埋め立て決定。89~93年で終了。当時、職員として関わった前島村市長は、公園化を望む地元の声を聞いていた。
2013/3 第6案(9ホールのパークゴルフ、広場、テニスコート、多目的広場等)でほぼ合意し委員会を解散。
2014/2 突然、第6案を廃棄。ほぼ全面36ホールのパークゴルフ場へ変更。
用地買収に二人の地主が反対。
2017/12 畠山氏 北側18ホールは市民の意見を聞いて判断と当選後態度を確定。
2019/6 南側18ホール開設。北部分は、地元とも協議の上、判断(市長)。
戸崎公園パークゴルフ場についての懇談・説明会レジメ 2019年5月4日(土)
作成 上尾市議会議員 池田達生
1、 戸崎公園パークゴルフ場化の簡単な経過。
① 昭和58年(1983年)戸崎地区の水田(約6ヘクタール)を公共残土(市役所建設の際の土)、鴨川の浚渫土で埋め立て決定。平成元年(1989年)から5年(1993年)で埋め立て終了。当時、市の職員として埋め立てにかかわったのは、前島村市長で当時から将来公園にしてほしいとの地元の声を聞いていた(市長答弁より)。
② その際は、市が土地を買い上げると約束。それまでは、市の借用地。
③ 戸崎まちづくり協議会発足 平成8年(1996年)。都市計画課も参画。
④ 平成17年(2005年)第100回まちづくり協議会。
⑤ 同年3月23日「(仮称)戸崎東部公園の計画策定に伴う意見を聞く会」開催。公園緑地課主催。
「公園のイメージ、計画方針」発表。これが最終の会議になるとしていた。
工程 平成17年、18年で基本設計、19年に用地買収。公民館には、4色の公園完成予想図が長らく張り出されていた。(別図参照)
しかし、実施されず。用地買収も行われず。この間、上尾市では、大型開発事業が優先されていた。
つつじ苑、駅デッキ、子どもの城など
注)戸崎公園=上尾市。聖学院大学の北側、鴨川沿いに約6ヘクタール。
2、 検討委員会の設置と問題点
(仮)戸崎東部公園基本計画検討委員会設置
準備会 平成24年(2012年)3月15日 前島村市長の呼びかけ
第1回検討委員会 平成24年5月28日 規約、構成(戸崎、戸崎団地、中新井、堤崎各区長4名、まちづくり協議会4名、農地整備組合4名、計12名。事務局としてみどり公園課。
公園の案について論議。
第2回検討委員会 平成24年10月11日 公園案を検討。
第3回検討委員会 平成25年(2013年)3月8日 第6案(コピー図参照)でほぼ合意を得たとして、検討委員会は、解散。議事録には、「~第6案の計画図を基に都市計画決定に向けて作業をすすめていく」と明記。
説明会 平成26(2014年)年2月21日 第6案を廃棄。ほぼ全面36ホールのパークゴルフ場について説明。
3、 市の虚偽の説明
① 「説明会」(上記平成26年2月21日)のことを「第4回検討委員会」とすり替え
・市の「説明会」開催の案内文書には、「(仮)戸崎東部公園基本計画図(第6案)の変更の説明会について(ご案内)」と課長名で出されている。
・説明会の議事録の中には、質問がたくさん出されています。しかし、参加者の合意あるいは、了承されたとの文言は、一言も出てきません。ところが、
・平成27年10月議会、都市整備消防常任委員会での竹中・みどり公園課長
「~平成25年には、戸崎東部地区農地整備組合による鴻巣市吹上パークゴルフ場を視察後、市に対してパークゴルフ施設36ホール設置要求が提出されました。これを受け、平成26年2月にこの要望を取り入れた最終案を作成し検討委員会において36ホール案が承認されました」
・平成28年6月議会本会議で池田議員の質問に答えて内田都市整備部長は「~戸崎東部地区農地整備組合の方々が鴻巣パークゴルフを見学し、36ホールのパークゴルフに変更してほしい旨の強い要望がございました。これを受けて、平成26年2月21日に開催されました第4回検討委員会において、ご了承いただいたものでございます。」
「第4回検討委員会」は開かれていない。市が後日、都合のいいように作り上げた。
都市整備消防常任委員会、本議会において、課長、部長から「第4回検討委員会において、地元との合意、了承が得られました」と報告を受ければ、経緯・詳細を知らない議員は、地元が賛成していればと、議決の際は賛成してきた。竹中課長、内田部長の言う第4回検討委員会は、すでに第3回検討委員会を解散しているのでありえない。説明会で会議を招集し、会議内容も、36ホールに変えた説明と出席者の質問だけであり、議事録の中に、合意・了承された文言は一言も出てこない。当局は、虚偽の説明を議会でしてきたことになる。これは、市民を欺いたことになると、昨年(平成28年)の6月、9月、12月、本年(平成29年)3月議会のたびに私は市当局を追及。また、議会としても市当局に対し、何らかのチェックをするよう求めてきました。しかし、市長、当局、議会とも無視を続けている。
② 正式な第3回検討委員会で合意し、検討委員会を解散までした第6案を変更してしまった。農地整備組合の数人の口頭のみによる強い要望であったと部長は答弁している。
部課長ではできない大きな政治の力が働いたとみるべき。(別資料=平成29年6月議会 本会議「一般質問より抜粋」を参照)
③ 住民アンケートのかいざん
市は、昨年7月末に戸崎住民に36ホールの説明会を開催。自治会と、まちづくり協議会は、連名で記述式の住民アンケートを8月に実施。94%の回収率。
自治会と、まちづくり協議会は、集約し、36ホール賛成20人、反対・見直し47、ほか多数として、市に提出したが、市は、賛成28、反対見直し27、ほか多数とアンケートを改ざんした。
このアンケート問題は、市当局のアンケートの分類の恣意的な手法を6月議会(平成29年)で追求しました。
アンケートでは、住民の多くが、子や孫と一緒に遊べ、スポーツもできる多目的の公園を望んでいます。
議会、議員=市民を欺く行政のやりかた、行政のルールを無視したやり方、地元住民の意見を聞かない前島村市長の強引な市民不在の市政がはっきり見て取れます。
4、前島村市長の方針=あくまで全面36ホールのパークゴルフ場。
5、用地買収は、2氏が現・令和元年時点でも同意していない。(北側部分)。
6、日本共産党の主張
パークゴルフ場18ホール整備は認めるが、残り北側18ホール分は、地元・市民要望の市民が憩える公園にする。(地元の方々との意見を参考にして判断)。
7、2017年10月30日、前市長、前議長が同時逮捕
8、2017年12月市長選挙で、畠山市長当選。
畠山稔氏政策=北側18ホールは市民の意見を聞いて判断。当選後態度を確定。
鈴木茂氏政策= 〃。
秋山かほる氏政策= 〃。 3者が同じ意見。理由は口頭にて。
9、平成31年6月1日南側18ホール開設。 北部分は、地元とも協議の上、判断(市長)。
10、予算については別紙。
以上