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見直しという結論の第二回目政策会議の議事録の公開です。

 第一回目の議事録は こちらに 公開済みです。第二回目を下にのせました。6月議会における市長の決断発表は二つの議事録に基づくものです。
 当会の評価は一部は既にニュースで発表済みですが、議事録についても後日行います。既に、PDF版と批評記事が かまちょ図書館 に掲載されていますからそちらも参考にされてください。
 


1 日 時            平成30年 67() 1400分~ 1500
2 場 所            庁議室
3 出席者           畠山市長、松澤副市長、池野教育長、中島市長政策室長、粟野行政経営部長、須田総務部長、小林教育総務部長(事務局)  秋山秘書政策課長、藤波秘書政策課主査
4 議 題            新図書館複合施設整備事業の今後の方向性について




5 議事録


市長政策室長:  前回、64日開催の政策会議では「建設再開」はないものと仮置きしました。本日は、前回に引き続き、残る二つの選択肢、「中止」、「見直し」となった場合、想定されることについて議論し、結論を出したいと思います。


副市長: この新図書館複合施設の建設が中止または見直しとなった場合、移動予定の青少年センターなどへの影響はないのでしょうか。


行政経営部長: 公共施設マネジメントの中で考えることとなりますが、その多くの利用が青少年育成団体であることから、利用団体の状況を考慮して判断することになると思います。


副市長: 教育センターはいかがですか。


行政経営部長: 教育センターも同様で公共施設マネジメントの中で考えることとなります。


市長政策室長: 教育長はいかがですか。


教育長: 教育センターの利用者は年々増加傾向であり、子どもたちが学校生活に適応できるよう様々なプログラムに取り組んでいる重要な施設であることから、教育委員会としては、ぜひとも、ご配慮していただきたいと思います。


副市長: 他の移転予定施設や公共施設マネジメントヘの影響があるという事を認識しなければなりませんね。


総務部長:  他にも、契約上のことで言えば、契約解除について想定しておく必要があると思います。


教育総務部長: 契約解除につきましては、議会の議決事項ではなく、市長の判断でできます。しかし、これまで議会の中で議決してきた経緯がございますので、しつかりと議会に対しては、根拠も含め説明する事が重要かと思います。


副市長:  仮に中止,見直しとなった場合、業者から確実に損害賠償請求をされることになるのでしようか。また金額はどの程度を見込んでいますか。


行政経営部長: 中止・見直しとなれば、契約に基づき、市と業者で協議をいたします。そのうえで金額等決定していくことになりますが、これまでかかつた経費、例えば杭をすでに発注していますので、その金額は損害賠償とは切り離し、お支払いいたします。損害賠償金額については、協議の上、決定いたしますので、現時点はいくらとお示しするのは難しい状況です。


教育総務部長: 中止・見直しとした場合、跡地をどうするかも示す必要があると考えます。ただ単に中止ですという事では、議会もこれまで議決してきた事実もあり、なかなか納得をしていただけないのではと思いますし、もとの地権者の方々からは、図書館を建てる前提で土地を売ったとの話もあり、理解を得るのが厳しいかと思います。


市長政策室長: 市長いかがですか。


市長:  そこがポイントでもあるととらえています。私の考えとしては、中止・見直しという選択肢の中では、単純に中止という考えはないです。上平の予定地は、すでに取得済であり、将来に向けて、その活用を考えていくことが、取得した上尾市として責務であると考えています。議会での議決は重く受け止めなければなりませんが、土地を提供いただいた方々の思いも含めて、土地を生かすためにも、将来の活用は考えなければならないでしょう
過日、市内の分館を視察しましたが、蔵書数も大切ですが、閲覧スペースも含め、読書する空間と人々が集う場所のあり方が大切だという印象を受けました。多くの市民が集う場所としての図書館は、とても大切な存在であり、必要な施設であると思いました。そのあたりについて教育委員会の考えはいかがですか。


教育長: 分館を含め、読書する空間のあり方は、図書館行政を推進するうえで大切な事であると認識しております。図書館は、学校活動以外の子どもたちの学習スペースとして大切な空間であるとともに、あらゆる世代の方々が気軽に図書館を利用し、集う環境を整えていくことが肝要であると私も考えています。


市長:   先日、上平地域の方々と話す機会がありました。上平公民館は講座室が少なく、使い勝手が悪いので、公民館図書室を新しい図書館に移転して、講座室を増やして欲しいとのお話をいただきました。市全体のことはもちろん、地域の方々の思いを受け止めて、取得した土地に関しては、例えば、図書館分館を基本に考え、子育て支援、あるいは老朽化した施設の複合化という視点もほしいと思っています。


副市長:  図書館分館機能を含む複合施設を基本に考えていくということですね。複合化については、何か考えられますか。


総務部長: 子育て支援につながるもの、あるいは、複合施設として挙がっていた青少年センター機能を持たせるというのも、一案であると思います。


副市長:  複合化する施設については、市民ニーズをとらえて考えることも大切な視点だと思います。そのあたりも含めて、検討していくということで良いのかなと思います。


教育総務部長:  上平の土地に関しては、老朽化した施設の複合も視野に入れて検討するのも一案ですね。もう一つの課題である現本館の取り扱いにつきましては、そのままということになりますが、よろしいですか。


行政経営部長: 現本館建物に関しては、耐震診断においても、問題ないとの判定がでています。今後、バリアフリーなどの観点を取り入れることは想定できますが、市にとって大切な資産を引き続き活用していくというのも、一つの考え方であると思います。


市長:  他市の図書館を視察しましたが、本館が街の中心部にあることに大きな利があると感じました。また、多くの市民に親しまれているということを踏まえ、当面、現状のままで運用していくという認識で良いと思っています。


副市長: ここまでの意見を踏まえますと、単に中止するということではなく、「見直し」ということでよろしいでしようか。


行政経営部長: 市財政を預かる者の一人として申し上げるのであれば、現在上尾市は様々な行政課題を抱えております。少子高齢化による扶助費の増大、施設関連で言えば、西貝塚環境センター焼却炉の修繕やコミュニテイセンタ下の大規模改修、また公共施設マネジメントの着実な実施など、待ったなしの財政出動を余儀なくされるのは目に見えております。


また市長はその選挙公約の一つとして、市財政の立て直しを掲げており、今回、図書館整備について見直すということで、経費の削減にも繋がり、ひいては市民サービスの向上に寄与するものと考えております。


教育長: 教育委員会としましては、もう一度、図書館サービス全体について、現状を分析し、それらを踏まえて、本館分館機能を含めて、総合的に判断し、市民にとって、より良いものとなるよう考えていくことが、大切だと思います。


市長:   私も同感であり、広い視野でこの課題をとらえていくことが必要だろうと思います。この状況において、私は、「見直す」ということを選択したいと思います。ついては、これらのことを市議会にもしっかり説明しないといけません。


副市長: すでに着工・発注済の部分は支払が生じますので、市民や議会に理解いただくことが必要となりますが、今一度、図書館サービスについて、再検討し、現在の市民にとって、また、将来の市民にとっても、再検討して良かったと思える図書館サービスを形成すべきです。


市長政策室長: その他ございますか
   (意見なし)
それではまとめに入りたいと思います。


1点日、新図書館複合施設については、見直しを行う。取得した土地は、図書館分館の機能・子育て支援の機能や、老朽化施設の複合化の観点を含め、市民のニーズをとらえて、検討していく。
2点日、現本館については、当面の間、現状の位置で運用していくことを基本とすることでいかがでしょうか。


市長: 土地を提供くださった方々をはじめ、この事業に協力いただいた方々への配慮は重要であり、本館については、街の中心部に位置するのが自然であると思います。こうしたことから、現計画の「見直し」、本館は当面そのままという結論で良いだろうと思います。しかしながら、議会の議決も大変重いものであると認識しています。これまでの検証作業の中で、再開した場合の工事費増や、これまで明確に議論されていなかったランニングコストのことも明らかになりました。このあたりのことは、しっかりと議会に説明し、議員の方々の声を伺いながら、ご理解をいただけるようにしていきましょう。


市長政策室長: それではこれをもって、新図書館複合施設建設に関する政策会議を終了いたします。





6 結論


○  新図書館複合施設については、見直しを行う。
取得した土地は、上平分館として図書機能を含めた、複合化施設の方向で検討をする。具体的な複合化の内容は、子育て支援の機能や、老朽化施設を含め、公共施設マネジメントの中で検討していく。
○  現本館については、当面の間、現状の位置で運用していくことを基本とする。
○  全体としては、少子高齢化、財政の立て直しなど市が抱える対応すべき課題を踏まえる必要がある。図書館については、本館・分館機能を含め、今後の図書館に求められるサービスを広くとらえてより良いものとなるよう検討する。


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